【研修旅行・前編】職人の息遣いが残る山形県「瓜割石庭公園」と「旧高畠駅舎」を訪ねて

こんにちは。中島石材店の店主です。

先日、いわき石材工業組合の研修旅行に参加してまいりました。

今回は、石のプロとして大変刺激を受けた2日間の様子を、前編・後編に分けてお届けします。

まずは1日目、山形県高畠町(たかはたまち)を訪れた際のレポートです。

圧倒される職人の跡「瓜割石庭公園」

最初に訪れたのは、高畠石(凝灰岩)の採石場跡である「瓜割(うりわり)石庭公園」です。

「石切り場の清水で瓜を冷やしたら、割れてしまうほど冷たかった」というユニークな由来を持つ場所ですが、現地に立つとその壮大さに圧倒されます。

大正11年から平成20年まで採掘が行われていたそうで、かつては「ホッキリ」と呼ばれるつるはしや玄のうを用いた「手掘り」で石を切り出していたとのこと。

プロの目から見ても、岩肌に刻まれた一本一本のノミ跡からは、当時の石職人たちの息遣いや凄まじい技術、そして情熱がダイレクトに伝わってきました。

地域に生き続ける石「旧高畠駅舎」

続いて足を運んだのは、大正11年に建てられ、平成28年に国の登録有形文化財に指定された「旧高畠駅舎」です。

ここでは、先ほどの瓜割石庭公園などで切り出された高畠石がふんだんに使われています。

長い年月を経てもなお、独特の温かみと高い耐久性を保ちながら美しく佇む姿に、改めて「石という素材の素晴らしさ」を実感させられました。

高畠石は、今も町のあちこちで住宅の基礎や塀、土留めとして地域の人々の暮らしに溶け込んでいます。

今回の研修旅行1日目は、歴史ある石の文化に触れ、職人としての原点を見つめ直す大変有意義な時間となりました。

私たち中島石材店も、「お客様の大切なお墓を、自分の家族のものと同じように心を込めてつくる」という想いを大切にしています。先人たちの素晴らしい仕事に負けないよう、今回得た刺激をこれからの確かな施工と丁寧なものづくりに活かしてまいります。